M&Aでの事業承継
近年注目を集めている事業承継の方法として、M&Aを利用した事業承継があります。
M&Aとはmerger and acquisitionの略で企業の合併や買収を指します。
ここではM&Aを利用した事業承継のメリットと大まかな流れについて見ていきます。
○M&Aを利用した事業承継のメリット
M&Aを利用した事業承継のメリットとして、まず挙げられるのは後継者を見つけることができなくても事業承継ができるという点です。
事業承継ができれば、会社を残し従業員の雇用を守ることができます。
また後継者を外部から新たな人材から探し出すことになるため、会社の更なる発展が望めます。
経営者の方個人にも大きなメリットがあります。
経営者の方はM&Aの際、株式譲渡によって大きな利潤を得ることになるため、経営者の立場をリタイアした後のセカンドライフを充実したものにすることができます。
○M&Aを利用した事業承継の流れ
M&Aを利用した事業承継の大まかな流れについて見ていきます。
M&Aを利用した事業承継でまず行うべきはM&Aの仲介業者を探すことです。
その後専門家に自分の会社の企業価値を算出してもらい、買い手を探します。
買い手は複数の中から決めることになるため、企業名を明かさずに企業情報を送り、そこから 交渉相手を絞り込みます。
その後交渉を行い、株式の譲渡を行うことで事業承継が完了します。
このような一連の流れには半年から1年の時間がかかるとされています。
M&Aを利用した事業承継検討されている方は早い段階からの準備をおすすめします。