孫への不動産相続におけるメリット・デメリットとは
相続を行う場合には土地などの不動産を子ではなく孫に相続をしたいという思いを持つ方もいらっしゃいます。しかし、不動産を孫に相続をする際にはメリットもありますが、デメリットを押さえておかないと最終的に支払う相続税が高くなってしまうことがあります。孫に不動産相続を行う場合にはどのようなことに注意をしておかなければならないのでしょうか。
■孫への不動産相続のメリットとは
孫に不動産相続を行うメリットとしては、親から子、そして子から孫に相続をするという相続の回数を減らすことができます。そのため、一度子を経て孫に相続をするよりも孫に直接相続を行った方が相続回数が減る、つまり相続税を支払う回数も減るということにつながります。
■孫への不動産相続のデメリットとは
一方で孫に不動産相続を行うデメリットとしては、1回あたりの相続税に関することです。孫に相続を行う際には、子が欠格事由に当たるもしくは子が死亡している場合の代襲相続のみになります。そのため、通常孫は相続人ではありません。そのため、相続人でない孫が相続を行う際には相続税が2割加算になることに注意しなければなりません。最終的には子を経由することで相続税の総額は抑えられる可能性がありますが、1回あたりの相続税は孫に直接相続する方が高くなる可能性が非常に高いです。
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