事業承継の流れ
事業承継とは会社を後継者へと引き継ぐことを言います。
事業承継を行う際の流れについて見ていきます。
まず検討すべきはどういう形で事業承継を行うのかという点です。
親族経営の会社であれば、親族承継という形で親族の中から後継者へ見つけることになります。
ただし親族が承継したがらないケースも増えています。
働き方の多様化などにより、後継者候補の親族がそもそも経営者様の会社とは別の会社に勤めている場合が多くなっているためです。
親族承継を検討されている場合は後継者候補について早い段階で同意を事業承継する意思を確認しておくようにしましょう。
親族承継以外の選択肢では従業員承継とM&Aを利用した事業承継があります。
従業員承継は親族承継の流れと基本的には同じになりますが、金融機関から事業のための融資を受ける際に個人保証が必要になることや、株式買取のための資金など経済的に様々なお金が必要になる可能性があるため、早い段階から準備しておくことをおすすめします。
親族承継と従業員承継については業務の引き継ぎなどを含めて2〜3年の時間がかかるとされています。
早め早めの準備をおすすめします。
M&Aについては後継者が見つからずとも、事業承継を行えたり、会社外からの有望な後継者を見つけ、事業の更なる発展を望めるなど様々な利点があります。
M&Aにおいて大事になってくるのは親族や従業員に納得してもらえるよう準備していくことです。また取引先からの理解も取り付けておく必要があります。
M&Aの準備もやはり早い段階から準備することが必要になります。