トラブルが起きやすい「二次相続」とは|必要な対策など解説
相続の中で特にトラブルが起きやすいのは、「二次相続」です。二次相続とは、一度被相続人からの相続が終わった後に、さらにその配偶者が被相続人となって起こる相続のことをいいます。二次相続でのトラブルは主に次のようなものがあります。
・納税に関するトラブル
二次相続で一番起こりやすいのが、納税に関するトラブルです。二次相続では、配偶者控除といった相続に関する特例が少なくなるため、納税資金が少なくなることが多くあります。そのため、納税資金として預金や生命保険などを持っていることが一番望ましいですが、不動産を所有している場合などには納税資金が足りなくなるというトラブルが起こりやすくなります。
・相続割合に関するトラブル
1回目の相続では配偶者に不動産を相続することが多いため、不動産の所有権のトラブルは起こりづらいですが、二次相続では不動産の所有権をめぐってトラブルが起こるケースがあります。また、不動産を誰が相続して、現金を誰が相続するかというトラブルも起こりやすいので注意が必要です。
そして、この対策としては次のようなものがあります。
・遺言書を書いて、相続財産の相続先を明確にする
・生命保険を活用して納税資金の確保をする
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